先日いらしたあるお客様の話。
お嬢様がもうすぐご結婚なさるので、
嫁入り前の家族旅行を計画しているとのこと。
たまたま、私がお電話を受けました。
実は、数日前にも同じシチュエーションのお客様に立ち会ったばかりでしたし、私も嫁に来た立場です。
いろいろな思いを含めてお話していくうちに、最初は通常のお声だったお客様が、非常にテンションがあがり、宿泊を楽しみにしているとおっしゃっていただきました。
当日、私もわくわくしてお迎えしましたが、お嬢様はじめ、ご家族の皆様から、本当にお喜び頂きました。
その瞬間が私の胸を熱くします。
三世代でのご旅行でも、いくつもの想い出深いお客様がいらっしゃいました。
これから若夫婦が外国に住まわれる、家族全員が集まるのはこれで最後かも、というシーンでお迎えしたことがあります。
ふだん、なかなか会わない親族も含め、自己紹介しながら、皆さんがご高齢のおじい様、おばあ様に歌やお芝居等を披露し、私たちお迎えする側が幸せのおすそ分けをしていただきました。
はじめての妊娠 ———
メールに、つわりが苦しいと書かれてあった奥様。
お越しのときも具合悪そう。大丈夫かしら?
お食事のときにお目にかかると、
久しぶりに全部食べられたとにこやかでした。
はじめての妊娠で不安だとの話から、私もつわりがとても苦しく、子供が生まれるまで苦しんだことなど、経験話しをしました。
本から抜粋した応援メッセージカードをお渡しすると、涙ぐんでいらっしゃった奥様.....。
がんばれ! もう少しで3人ですよ。
数年前の話、毎年ご結婚記念日にお越しになるご夫婦に、なにかいつもと違うサプライズはないかと考え、今では5、6月の金、土、日恒例の行事となった白浜フラワーパークのドーム温室内での蛍観賞にお連れしました。
そのときは、本格的なホタル観賞プランではなかったのですが、大きなドームに案内人とお二人だけ。
「かなり珍しい思い出になった。」「良かった」とおっしゃっていただきました。
また、「よく、もったなぁ」「色々あったね」とおっしゃりながら、ご結婚なさって永いご夫婦にその足跡をたどっていただき、今まで乗り越えてきた道を振り返る、すてきな一日のお供をさせていただきました。