- ◆ 妊婦さん、いらっしゃい! ◆
紋屋は、赤ちゃんプランでは今はもうかなり有名ですが、
最近意外と多いのが妊婦さんのご利用です。
赤ちゃんプランを立ち上げた頃から、
妊婦さんのプランも考えていましたが、
何しろ4階建てなのにエレベーターが無いため、
最初の数年間は諦めていたのです。
ところが最近の妊婦さんたちは、私が妊婦だった頃より皆さんスリム。
お産が重くならないように、
体重管理を厳しくコントロールするように言われるそうです。
昔と違って、適度な運動も大事。
だから階段の上り下りは体のために良いのだそうです。
「なぁーんだ!そうだったんだ」と、
妊婦さんのプランを立ち上げました。
最初は思ったほど、反響はありませんでしたが、ジワジワと増えはじめ、
今ではコンスタントにお客様がお越しになるようになりました。
赤ちゃんプランのお子様達や、
ママたちの様子も見てみたいという方もいらしゃいます。
最近では、その妊婦さんだった方がママになって、
再度紋屋にお越しいただけるようになって来ました。
私も、最初の結婚の時ではありましたが、
やはり安定期に旅行に行きました。
夫婦二人だけという家族の形態は、
子供が生まれた後、ずっと子供が独立するまでなくなります。
やっぱり、二人だけの生活というものを、
いつまでも忘れずに良い思い出にしたいという気持ちは
誰にでもあります。
今思い返してみても、妊婦での旅はいいものでした。
まだそれほど忙しくないし、二人きりだし。
あまり遠くない道のりで、のんびりと過ごせたらいいですね。
子供が生まれたら、否が応でも赤ちゃんが中心の生活となります。
母親というものが初めての奥様方は、
みんなその大変さに、すっかり「夫」という存在の影が薄くなります。
父親としてはまだ頼りないし、
だからと言って、愛しい旦那様と言っている気分でもない。
そういう状態になることもうすうすは承知していても、
どこかで納得できない旦那様たち。
奥さんにとっての1番は、子供が生まれようとも自分のはず...
でも家族模様は一変するのです。
そういうことを充分承知しているご夫婦でさえ、
やっぱり子供が生まれたその日から恋人気分は遠のき、
赤ちゃん中心の家族となるのです。
核家族化が進んでいる昨今では、
つわりの辛さを聞いて差し上げるだけで、
胸のつかえが取れる方もあるようです。
私の頃は考えられませんでしたが、
臨月でのご旅行という方も少なくありません。
迎えるほうは、もし産気づいたらどうするのだろう!と心配しますが、
お越しになる方々は、いたってのんきに、
「まだ全然兆候なしです。」なんて笑っていらっしゃいます。
他人事ながら自分の経験を省み、
これからも頑張って欲しいなと心の中でお見守りしている私です。
時どき、記念写真をお渡しに伺っています。
そのときに「元気な赤ちゃんを産んでください。」のほかに、
ご主人に「大変なので、手伝って差し上げてくださいね。」と
申し上げています。
大概のご主人様は、「はい」とお返事していらっしゃいます。
そのあとで「宜しくお願いします」とおっしゃる奥様が多いのですが、
「本当だな?覚えてろよ!」と茶化した奥様がいらっしゃいました。
なんとも楽しそうですね。
最近は、結婚しない若者も増えていますし、
結婚年齢も上がってきています。
若いうちから卵子が減り、生理がとまる女性もいるとか。
男性のほうの問題での不妊も、深刻なようです。
そういうご時勢での妊婦さんは、誠におめでたい。
元気な赤ちゃんを産んで欲しいですよね。
老人ばかりの日本に少しでも歯止めをかけ、
若者があふれる日本であってほしい。
赤ちゃんを望んでいるご夫婦にも、
どうか気分転換をしていただき、子宝に恵まれて欲しい。
今、日本には望まれている妊婦さん。
紋屋はこれからも、赤ちゃん連れと妊婦さんを応援します。
-----------------------------------------------------------------
◆素顔の女将◆
仕事柄、自宅で家内の手料理を手伝うことは少ないが、
たまの休日に一緒に作ったりする。
先日も指示されるままに手伝っていたところ、
家内は作りながら「おかしいなぁ~、おかしいなぁ~」を連発。
メインは「豆腐入りハンバーグ」だったのだが、
レシピを良く見たら、豆腐 2/3丁のところを2丁入れていた。
結局、焼きあがったのは「挽肉入りくずし豆腐焼き(?)」
まぁ~、それなりにおいしかったですけど(^^;)
(by aruji)